研究概要
生成AI技術の普及により,AIによって生成されたイラストが人間の手描き作品とほとんど見分けがつかなくなったため,従来の途中経過画像や動画データを用いたデジタルイラストの真正性の証明が困難となった.そこで,本研究はデジタルイラストの真正性を保証することを目的に,筆記情報を用いた手法の構築を試みた.本アプローチの有効性を検証するために,2つの実験を実施した.与えられたテーマについて自由に描画するタスクで得られた筆記情報を用いた識別器の評価実験ではAccuracyが0.99となり,筆記情報で作者を同定できる可能性を示すことができた.また,特定の作者のデジタルイラストを模倣した筆記情報を用いた識別器の評価実験において,Accuracyは1.00となり,模倣されたデータセットを用いた場合でも同様の可能性を示すことができた.
発表論文
- 菅原 巧太, 鈴木 優. 筆記情報を用いたデジタルイラストの真正性を保証する手法の検討. インタラクション2025論文集, pp.661-665, 2025年.




