研究概要
触覚によって情報を提供するためにイラストに施す隆起印刷において,触覚による図形認知の特性を考慮せずに隆起が作成されていることが多く,情報を正しく伝達できていないことがある.そこで,本研究では図形の形状,大きさ,高さの3つの要因に着目し,触覚において図形輪郭の認知に影響を与える要因を明らかにすることを目指す.3つの要因それぞれを段階的に変化させた試料による触察実験を行い,識別できた図形の形状,確信度,識別時間を評価した.その結果,円と三角形と四角形は大きさ10mm~30mm,高さ0.3mm~1.5mmの範囲であればいずれの組み合わせでも正しく認知することができることが明らかとなった.また,対象とした全ての図形において,高さ1.5mmは0.3mmに比べて識別しやすいことが明らかとなった.
発表論文
- 佐々木 萌音, 鈴木 優. 触覚による図形輪郭の認知に影響を与える要因の調査. インタラクション2024論文集, pp.1486-1491, 2024年.




