研究概要
シミュラクラ現象の効果により人は逆三角形に配置された3つの要素を顔として認識してしまうが,3要素の違いによる印象の違いについては未だ解明されていない.そこで,本研究では,顔輪郭と逆三角形に配置された3要素を持つ顔(以下“顔”)を対象に3要素の配置,形状,大きさの違いがもたらす印象の変化の有無を明らかにすることを目指す.はじめに,“顔”の分類基準を明らかにするために対面形式の実験を行った結果,“顔”の認識時には3要素の配置よりも形状と大きさが重視されていると仮定することができた.次に,3要素の配置,形状,大きさが異なる顔刺激5枚に対して質問紙による印象評価実験を実施した結果,5つの顔が持つ印象を明らかにし,加えて新たな2つの仮説を立てた.最後に,2つの実験を通して立てた3つの仮説の検証実験を実施し,“顔” の認知特性に関する新たな知見3つを得た.
発表論文
- 佐藤 満里絵, 鈴木 優. 逆三角形に配置された3要素の配置,形状,大きさの違いによる印象評価. 情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション, pp.1-8, 2023年.





