インタラクション2025にて3件の研究発表を行いました

2025年3月2日〜4日に学術総合センター・一橋記念講堂(東京都千代田区)で開催されたインタラクション2025にて3件の研究発表を行いました.

1件目の研究発表は「対面型,非同期型,非言語型を組み合わせたコミュニケーションの探究」です.この研究では,既存のデバイスや研究では存在しなかった対面型,非同期型,非言語型を組み合わせたコミュニケーションに着目し,それを探究することを目的としています.非言語型コミュニケーションで頻繁に使用されている絵文字を用いたコミュニケーションツール「えもペタ」を開発し,それを用いてこの領域においてコミュニケーションが成立するのか,どのようなコミュニケーションが成り立つのか,などの検証を行いました.

タイトル:対面型,非同期型,非言語型を組み合わせたコミュニケーションの探究
発表者:橋本 知奈(宮城大学・4年生),鈴木 優

 

2件目の研究発表は「言語音の聞き取りにおける触覚刺激の影響」です.この研究では,言語音における聴覚への触覚刺激による影響の検証を目的として,既存研究でみられた効果を言語音で検証した後に,影響を与える触覚振動刺激の要素を調査しました.その結果,既存研究と同様の主観的音量の増大効果に加えて音量強度弁別成績の向上効果を確認し,音量の増大効果には聴覚刺激と近い周波数の刺激が影響を与え,聴覚刺激と同一の刺激を触覚に提示したとき最も効果が大きいことを明らかにしました.

タイトル:言語音の聞き取りにおける触覚刺激の影響
発表者:戸田 結梨香(宮城大学・4年生),鈴木 優

 

3件目の発表は「筆記情報を用いたデジタルイラストの真正性を保証する手法の検討」です.この研究では,デジタルイラストの真正性を保証することを目的に,筆記情報を用いたアプローチについて検討を行いました.このアプローチの有効性を検証するために2つの実験を実施した結果,筆記情報で作者を同定できる可能性,および模倣したデジタルイラストに対する有効性を示すことができました.

タイトル:筆記情報を用いたデジタルイラストの真正性を保証する手法の検討
発表者:菅原 巧太(宮城大学・4年生),鈴木 優

 

インタラクションはユーザインタフェース,CSCW,可視化,入出力デバイス,仮想/拡張現実などのコンピュータサイエンス分野や,認知科学,社会科学,文化人類学,メディア論,芸術などの研究者や実務者が一堂に会すシンポジウムで,HCI分野では最も活発な学術会議のひとつです.ULABでは原則として全員がこのシンポジウムに参加し,自身の研究成果の発表や最新の研究動向の収集などに取り組みます.

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