ULABとの協働に興味のある方へ
ULABについて
ULAB(鈴木優研究室)では,「人や社会,動物の心や行動を変えることができるインタラクションデザインの探究」をミッションとして掲げ,人や動物の認知の解明に関する研究や,心や体を動かす力を持つインタフェースや体験型コンテンツ,未来のデジタルメディアなどをデザイン・創造する研究に取り組んでいます.
ULABが扱う「デザイン」には ,コンピュータやAI,デジタルファブリケーションなどを活用したデジタルコンテンツや造形物も含まれますが,外観や意匠だけではありません.それ以上に,開発した技術やコンテンツが使用者に与える効果や影響をデザインすることを大切にしています.さらに,機能や仕組み,使用者が得られる体験もデザインの対象とします.より良い体験をデザインするためには使用者のことを深く理解する必要があることから,ULABでは人や動物の認知特性や行動特性,感性などの解明も研究しています.また,ULABでは学術研究と並行して,インタラクションデザインの知見を活かした社会活動にも取り組んでおり,これまでにプロモーションデザインやワークショップデザイン,コンテンツ開発,教育支援などを実施しています.
協働の考え方
ULABはインタラクションデザイン,ヒューマンコンピュータインタラクション,体験デザイン,情報デザインなどを専門領域としています.人や社会を理解し,動かしていくことを目指す取り組みであれば,学術研究や社会活動に限らず,どのようなプロジェクトでも相談可能です.これまでに取り組んできた協働事例や研究プロジェクトをご覧いただくと,ULABが大切にするデザインフィロソフィーを感じてもらえるかと思います.協働にあたってはこの価値観を共有できることも大切であると考えています.
学術研究や社会活動で協働する場合には,教員と研究室の学生がチームを組んでプロジェクトを実施していくことを基本とします.ULABは協働プロジェクトを,学生が学びを社会の中で実践し,成長するための場として捉えていますので,ある程度の自由や裁量を必要とします.また,学生は無償の労働力ではありませんので,実施内容に応じた謝金を学生に支払います.これらの考え方を前提に,ULABとの協働についてご検討いただけると幸いです.講演や模擬講義などの教員が単独で対応する案件はこの限りではありません.
また,プロジェクト内容によっては授業や演習と連動した実施も可能です.
協働の方向性・進め方
協働形態
ULABが想定する協働の形態は以下のとおりです.
- 共同研究
- 受託研究/受託事業
- 講演・研修/技術相談
- 模擬講義・出前授業/ワークショップ
- その他
協働できること
ULABでは以下のような協働を想定しています.これら以外も相談可能です.
- 体験型コンテンツによるプロモーションデザイン
- 入出力デバイスや情報表現手法の開発
- 動物や植物を対象とした各種支援システムの開発
- デジタル教材・アナログ教材の開発
- 体験型コンテンツの制作や展示会の実施
- 情報技術を用いた地域活性化やにぎわい創出
- プログラミングや工作に関するワークショップデザイン
- デジタルファブリケーション(3Dプリンタ/レーザー加工機)を用いた教育支援
- 小中学校のクラブ活動支援
- 高校生向けの模擬講義や出前授業
- DXハイスクールのための教育支援や技術指導
- その他楽しいことなんでも
協働の流れ
- まずはお気軽にご連絡・ご相談ください.連絡先はこちら.
- オンラインか対面で30分程度のヒアリングを実施しますので,詳細をお聞かせください.
- 実施の期間や方法,協働形態を検討し,必要に応じて大学と契約を締結していただきます.
- 契約が完了したら協働を開始します.
よくあるご相談
- 費用はどれくらいかかりますか?
協働内容によりますが,共同研究や受託研究,受託事業の場合は1年間で50万〜300万円が目安となります. - 予算内で実施してもらえますか?
費用は協働内容によりますので,まずはお気軽にご相談ください. - 岡山県外からも相談できますか?
可能です.都内に事業所を構える企業・団体との協働実績もあります. - 小規模な相談も可能ですか?
可能です.まずはお気軽にご相談ください.
企業・団体との協働事例
小学4年生理科向けの教育用アプリの開発(協働団体:公益財団法人河川財団)
小学校4年生の理科「雨水の行方と地面の様子」の単元における学習を補助するためのデジタル教材(アプリ)として,「流域アプリ~雨水のゆくえと地面のようす」を開発しました.本教材を使用することで,児童たちは雨水に見立てたボールが3D表現された地形の上を流れる様子を自由に観察でき,水の流れや流域概念の理解を深めることができます.本教材は2025年7月にリリースされ、全国の小学校に向けて無償公開されています.
流域アプリ~雨水のゆくえと地面のようす
https://www.kasen.or.jp/watershed-apps/




プログラミング+ものづくりワークショップ(協働団体:一般社団法人ICTてらこや,仙台うみの杜水族館)
プログラミングや工作,デジタルファブリケーションよるものづくりに挑戦できる機会を提供することを目的に,子ども向けの各種ワークショップをデザインし,協働団体と共に実施しました.3Dプリンタやレーザー加工機,電子部品などで制作した自作キットを用いて,ワークショップの開催場所の名産品や水族館の生き物を模した虹色ライト制作を行うワークショップを開催しました.




子ども向けワークショップのデザイン(協働団体:大和町少年少女発明クラブ)
学校や家庭では提供できない学びの機会を提供することを目的に,子供向けのワークショップをデザインしています.Illustratorを用いたデザイン制作やレーザー加工機を用いたスタンプ制作などを実施しました.学校や家庭には設置されていない道具や機械に触れることで,子どもたちの興味の幅を増やし,新たな挑戦への足がかりとなることを期待しています.




行政機関との協働事例
防火防災のプロモーションデザイン(協働団体:仙台市消防局)
市民に防火防災を効果的に啓発することを目指して,火災の原因や防災対策などを学べる体験型コンテンツを制作し,市民が多く集まる大型ショッピングモールにて体験イベントを実施しました.展示したコンテンツは,消火器の使い方を学ぶゲームや,救急救命の手順を学ぶリズムゲーム,火災発生の危険箇所を探すAR防災ゲーム,VR空間での消火体験などで,これらはすべて学生チームが開発しました.この取り組みは令和2年度には総務省消防庁の予防業務優良事例表彰優秀賞に選出されました.




体験型コンテンツの開発と展示(協働団体:大崎市民ギャラリー,感覚ミュージアム)
公的な施設である市民ギャラリーや美術館において,没入体験型コンテンツ「おばけみっけ!」,時間をテーマとした展覧会「ゆらめくあわい展」,影を使ったインスタレーション「カタチをピタッと かげぴったん」などの展示を実施しました.これらのプロジェクトは,展示イベントの企画から,作品制作,広報,展示会運営に至るまでの一連のデザイン活動を学生が実践的に取り組むデザイン教育の場(研究室活動や正課科目)として設計・実施しました.




プロジェクションマッピングの制作(協働団体:大崎市文化財課など)
大崎市岩出山地区にある「旧有備館および庭園」や「岩出山城址」にてプロジェクションマッピングを実施しました.有備館の建物が備える障子や城址にある石像,蒸気機関車に,岩出山地区や有備館の歴史などを表現した映像を投影しました.このプロジェクションマッピングは,メディアデザイン制作に取り組む学生団体と共同で実施したものです.




教育機関との協働事例
小学校のクラブ活動支援(協働団体:ノートルダム清心女子大学附属小学校)
附属小学校からの依頼を受けて,新しいクラブとして「未来工作クラブ」を創設し,情報技術の面白さやものづくりの楽しさを遊びながら学ぶ活動を行っています.未来工作クラブでは,子どもたちの自由な発想をカタチにできるような活動とすべく,デジタルファブリケーションを用いたスタンプ制作や箱庭制作を実施しています.また,小学生たちを大学のデザインラボに招き,普段見ることができない環境や設備を体験してもらいました.




模擬講義・出前授業(協働団体:県内外の高等学校)
高校からの依頼を受けて,インタラクションデザインやヒューマンコンピュータインタラクション,情報デザインなど,情報学分野やデザイン分野に関する模擬講義や出前授業をお引き受けしています.また,デジタルファブリケーション(3Dプリンタ,レーザー加工機)とフィジカルコンピューティングを用いたものづくりや,プログラミングを用いたデザイン制作などの指導も可能です.




