AIを用いたフラミンゴの位置検出

研究概要

動物の個体識別を行うために接触や装着等の身体に干渉する識別手法が広く普及している.しかしながら,これらは病気や怪我,異常行動を取る原因となる可能性があり,アニマルウェルフェアの観点から改善する余地がある.そこで,我々はアニマルウェルフェアの基本原則に則り,非接触および非装着で個体識別を可能にすることを本研究の最終的なゴールに設定した.本論文では,動物の移動履歴を用いた個体識別手法の実現可能性の検証を行うべく,飼育下のフラミンゴを対象とした位置情報取得システムを開発することを目的として,システムの試作を行った.位置情報を収集するために,まずフラミンゴが飼養されているエリア動画を撮影した.次に,動画からアノテーションをした後,YOLOを用いて各対象個体を検出するためのカスタム学習モデルを作成した.最後に,作成した学習モデルを用いて動画に映っていた各対象個体の位置情報を自動記録した.その結果,160万個以上のデータ数を得られ,今後の検証をするために必要なデータを確保することができた.

発表論文

  • 岡崎 陸, 鈴木 優. Yoloを用いたフラミンゴの位置情報取得システムの検討. 電子情報通信学会技術研究報告, Vol. 124, No. 270, SWIM2024-18, pp. 22-26, 2024年.

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